CREEDOなるにはトークとは?
「〇〇になるには?」をキーワードに、なりたいキャリアを実現した方のリアルな経験談を聞くことができる定期イベントです。働き方が多様になり、キャリアの選択肢も増えている今の時代。しかし、未経験職種や新しいワークスタイルへの転身をかなえる方法はまだまだ不透明です。「自分らしいキャリアを求めて挑戦する人を応援したい!」 そんな思いから、CREEDOなるにはトークは始まりました。あなたの気になる「〇〇になるには?」をライブ配信で毎週お届けします!
#13のテーマは「人の可能性を引き出す伴走者 コーチングを仕事にするには?」。
相手の目標達成に必要な気づきを促す対話を重ね、自発的な行動を支援するコーチング。
職業としても関心が高まっている一方で、「コーチになるために何から始めれば良いのかわからない」「ほんとうに生計を立てられるのか不安」という方も多いのではないでしょうか?
このイベントでは、さまざまな働き方でキャリアコーチとして活躍しているゲスト3名をお迎えし、コーチとしての働き方や求められるスキルセットをご紹介しました!
ゲスト プロフィール
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岡田 裕介
パーソルキャリア株式会社(旧 インテリジェンス)に入社。転職支援・採用コンサルティングに従事し、入社3年目に全国1000名以上の中からトップセールスを獲得。退職後、オルタナティブ・フリースクールを展開する非営利型の教育ベンチャーを共同創業、副代表理事に就任。その後独立し、ポスト資本主義の具現化を目指すNext Commons Labに参画し、ローカルベンチャーの立ち上げ支援を開始。並行して、主に都心部を中心とするスタートアップやベンチャー企業のCxO・事業部長・フリーランス向けにエグゼクティブコーチングを提供。現在は、THE COACH社にてオンラインコーチングスクールのカリキュラムや事業開発を行う。 -
早川 瑛子
早稲田大学商学部4年生。意識の目覚めを機にスピリチュアルな道に入る。プロコーチとして大学生〜社会人エグゼクティブ層まで幅広くクライアントを持ち、セッションでは主にブロック解除・魂の目覚め・アセンション周りを支援。エネルギーワークを基軸として目の前の方に合うものを適宜提供している。言葉とエネルギー、身体状態を重視する。信念として心と体のみならず魂やスピリット(精神)、霊といった次元を含む統合と向上をまなざし、深度のある空間と時間を提供する。
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綱嶋 航平
新潟県出身。京都大学文学部社会学専修卒業。大学4年次を休学し、株式会社ワーク・ライフバランスにて営業やコンサルティング支援の長期インターンを1年間経験する。働き方改革の現場に触れたことで、チームワーク豊かに業務改善を行えるサービスに関心を持ち、2017年にサイボウズ株式会社に新卒入社。入社後は人事部にて新卒採用業務に携わり、2019年10月からチームリーダーを担当する。複業で学生やビジネスパーソン向けに、目標達成をサポートするコーチングを行う。
モデレーター プロフィール
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藤井 蓮
社会人でもOB訪問できるキャリアシェアサービス『CREEDO (クリード) 』を運営する株式会社ブルーブレイズ取締役。新卒で株式会社メンバーズに入社しECサイトの構築・運用やSNS運用のWebディレクターを経験。ブルーブレイズを共同創業し、現在はCREEDOのサービスデザイナー等を務める。

この4人で、イベントをお届けしました!
Q. コーチとして具体的にどんな仕事をしていますか?
岡田:コーチング自体は、対話を通じてクライアントの方の思考を整理したり、内面の葛藤を解いたり、行動促進したりする取り組みです。僕自身は現在、ほとんどオンラインでコーチングを提供しています。仕事の流れとしては、まず、コーチのとクライアントのマッチングプラットフォームからクライアントさんを紹介していただいたり、個人の方からTwitterやFacebookでご依頼をいただいたりして契約します。その後はクライアントさんのご希望に合わせて、定期的にセッションを実施。短期で目標達成したい方には2週間に1回ほど、長期的に目標を追いたい方は1ヶ月に1回ほどのペースで行います。僕はクライアントさんと一緒にセッション作っていくことを大事にしているので、クライアントさんがどんなゴールを目指しているかを基準に頻度や内容は決めています。また、クライアントさんと良好な関係を築くために、初回は本題に入る前に導入セッションを90分行っています。
早川:私もマッチングプラットフォームから紹介していただくこともありますが、今のクライアントさんはもともと知人の方が多いですね。コーチになりたてのときに、「練習台になるよ」と言ってくださる知り合いの方々に無償でセッションを提供していたんですが、そこから繋がって今は有料でクライアントさんになっている方がたくさんいらっしゃいます。
綱嶋:僕の場合は、コーチングを仕事として始めたときはクライアントのターゲットを学生さんにしていました。というのも、サイボウズで新卒採用人事をしているので、学生さんと話す機会がたくさんあるんですが、将来どんな方向に向かいたいか迷っている人が多くて。会社の仕事の中だけでは解決できない課題だと感じたので、そういった悩みを抱えている学生さん向けに自分のコーチングスキルを活かしたいと考えたのが始まりです。今はZaPASSというプラットフォームからご紹介いただいた方や、僕自身のTwitterやnoteの発信を見てお声がけいただく20~30代のビジネスパーソンの方を中心に担当しています。
藤井:本業がきっかけでコーチングを始めたんですね。
綱嶋:そもそも、コーチングを学び始めたきっかけも人事をしていたからですね。人に関わる仕事をしていく中で、掛け合わせのスキルになるんじゃないかと思って興味を持ちました。
Q. コーチングでお金をいただくには、何か特定の資格が必要なんでしょうか?
早川:コーチングは現状、国家資格ではなく、民間のスクールが出している認定資格があるだけです。認定資格を取ることは自分の肩書きの担保にはなりますが、必須ではないですね。コーチングを学びたての人でも有料でセッションを提供しても良いと思います。私自身も、コーチングの講座を受けている最中から有料でセッションを提供していました。
岡田:個人的には、資格の有無よりもプロ意識を持っているかどうかのほうが大事だと思います。お金をいただいて、かつ、センシティブな個人情報も扱うので、コーチとして倫理観を持つことは重要だなと。民間のスクールなどで資格を発行しているところは多数ありますが、中でも『国際コーチング連盟(ICF)』という機関がコーチング業界の中では有名です。とはいえ、クライアントさんとの相性などいろいろな要素が影響するので、ICFの認定資格を持っているからといって必ずしも良いコーチというわけではないと思います。
Q. コーチングを学ぶ手段はたくさんあると思います。ICFの認定資格をとることについて、皆さんはどうお考えですか?
早川:私は、自分自身はいらないと思っています。コーチングは目の前のクライアントさんと1人の人間として話をしていくことなので、セッションの時間が大きな人生の転換期になる可能性も大いにあります。そこに対する責任感があれば認定資格は別に必要ないというか。私は資格を持ってないですが、クライアントさんは集まってくださっています。認定資格を取るかどうかはその人がどう生きていたいかに帰結するんじゃないかと思います。
綱嶋:僕は今のところすぐに取ろうとは考えていないですね。認定資格を取得することによって、自分がコーチとして提供できる価値が豊かになると判断できれば挑戦するかなとは思います。ただ、岡田さんも言っていたように、基本的にはその人がクライアントさんとどう向き合うかが大事だと思います。
岡田:僕はICFの認定資格を取るかかなり吟味したので、その視点からお伝えしますね。取るかどうかの判断基準は3つあると思います。1つ目はクライアントさん視点で見たときに、資格があることでクライアントさんががコーチとして安心と思えるかどうか。2つ目は、コーチ自身の自信に繋がるかどうか。ただ、この2つでいうと、認定資格を持っていなくてもセッションを多数経験して良質なセッションができる人もいるので、ユーザー視点で見たときにクオリティが担保されていれば、資格なしでも問題ないかなと思います。唯一影響を受けるとするならば、3つ目のスポンサー視点ですかね。僕自身はあまり影響は受けていないですが、対法人で仕事を受ける場合、ICFの認定資格が必須になることもあるという話はコーチング仲間から聞いたことがあります。ただ、現状ではそもそもコーチング自体が日本にまだ浸透していないので、そのインパクトは大きくはないと思います。
Q. みなさんのクライアントさんは基本的に個人で費用を負担する(会社の人事経費ではない)方が多いのでしょうか?企業負担の方はクライアントさんのうちどの位の割合でしょうか?
綱嶋:僕のクライアントさんは大半が個人で依頼いただいている方ですね。会社でコーチングを福利厚生で導入していて、一定のコーチング費用を出してくれる会社もあると聞いたことはあります。
早川:私も100%個人依頼です。
岡田:僕は現在は3割法人、7個人ですね。7が個人。法人で依頼いただいている方は、社内の福利厚生の文脈でコーチングを導入している方です。

Q. 「こんな学習機会を経験しておくといいよ」といったコーチへの最初の一歩の踏み出し方を教えてください!
早川:スクールで学び始めたときはコーチになるつもりは一切なくて。私は、コーチになるということは、自分の人生を本気で生きると宣言したようなものだと思っています。学習機会ではないかもしれないですが、自分の心の声を聞いたり、今日一日どんなことをするかを考えたり、自分のハートが何を求めているのかを繰り返し探求していくことが大事かなと。自分自身をよく知ることを意識していると、相手を知ることに繋がると思います。
藤井:どうやって自分の気持ちを深掘りしていますか?
早川:ジャーナリングという、自分が考えていることをノートに書き出すことをやっています。あとはグラウンディングを行なって自分の内側の感触を感じるようにしていますね。これらを行なって自分の気持ちを声を出したときに、違和感がないかどうかを日々確認しています。
藤井:綱嶋さんはおすすめの学習方法はありますか?
綱嶋:僕の場合、コーチングに対して「スポーツのコーチかな?」くらいの認識しかなかったので、ZaPASSのコーチ養成講座に8ヶ月間通って、基礎から応用まで学びました。振り返ると、コーチングは実践経験を積むことが大事だなと思います。本を読んで「傾聴・質問が大事なんだ」と頭では分かるんですが、そんな当たり前のようなことでも、実践してみると意外と難しいんです。知識をインプットしつつ、アウトプット機会も提供してくれるスクールに通うのが良いと思います。
岡田:できるだけ多くの良質なクライアント体験と、コーチングセッションを実践することが近道だと思います。僕はクライアント体験から積むのがおすすめですね。コーチ自身が目標が曖昧だったり、解消できていない悩みがあったりすると、クライアントに対しても平常心でセッションできないので、まずはコーチングを受けて、自分自身と向き合うことが大事だと思います。
早川:本当に実現したいことであれば、無理に一歩を踏み出さなくても、自然にその方向に向かっていくものだと思っていて。「コーチになりたい」という思いがあるけれど動けないのであれば、それをテーマにコーチングを受けてみるのも良いと思います。コーチングに限らず、それが本当に自分のやりたいことだと再認識できたら自然に最初の一歩は出るはず。「他の人がどうやっているか」ということを気にしすぎずに、自分なりの道を作っていけば良いんじゃないでしょうか。
Q. どれくらいの人数のクライアントさんがいれば、コーチングを仕事としてやっていくことができるのでしょうか?
早川:自分が望む生活をするためにどれくらいのお金が必要なのかによると思います。私の場合は、コーチングを仕事をし始めるときに、まず自分に必要なお金がいくらかを計算しました。あとは、1回のセッション単価と人数の掛け合わせで金額は変わります。1回1000円でやっている方もいれば3万円の方もいるので、一概に人数では計れないですね。
綱嶋:僕は複業でコーチをしているので、最初は企業での収入があるメリットを活かしながら、コーチングの仕事をスモールスタートしていきました。なので、クライアント数も広げすぎずに、単価も学生さん向けに1回1000円で行なっていましたね。そこから少しずつクライアント数や単価を増やしていったかたちです。先ほど早川さんが言っていたように、クライアント数はどれくらいの収入を目指したいか次第なのかなと思います。
Q. クライアントさんの変容を導いていく上で、皆さんがセッションで大切にされていることをお伺いしたいです。
岡田:奥深い質問ですね。僕は、いち人間として関わることを大切にしています。コーチとしてスキルやフレームワークだけを駆使しても、無味無臭なセッションにしかならないと感じていて。それよりも、クライアントさんが変わる場面は、僕自身が人間として直感的に感じた違和感を伝えたときが多いです。一般的なコーチングセッションらしくない雰囲気になることもありますが、そういう関わり方のほうが本質的な変容に繋がるなと体感しています。クライアントさんが内省を深められる安心安全な場を作ることがコーチの仕事だと思うので、それさえできていれば、スキルは必須ではないと思いますね。
早川:私が大切にしていることは、岡田さんが言っていたようにいち人間として関わることはもちろん、目の前の方の状態を大事にすることです。目標を決めて推し進めるセッションではなく、デトックスだけで終わる会もあるんですが、それも必要だと思っていて。目の前の方の状態を見て、相手が前に進むことを望んでいたとしても状態が安定していなければ、無理にセッションはしないようにしています。
Q. SNSでの発信からクライアントに繋がるパターンは多いのでしょうか?
岡田:僕自身はTwitterのダイレクトメールでご依頼いただくこともありますが、最近は知人からの紹介が多いですね。
Q. コロナの影響を受けてリアルにコーチングする機会も減ったと思います。オンラインとリアルで異なると感じる点はありますか?
綱嶋:異なる点はありますね。やっぱりリアルで会った時のほうが、空気感や相手の表情が遅延なく伝わってくるので、そこから得られるものが多かったなと思っています。最近はリアルでやる機会がなく、ウズウズしています(笑)。
岡田:コーチングでは言葉だけでなく、仕草などからも微妙な感情の変化を感じ取る必要があるんですが、オンラインだとリアルよりも情報量が減ったかなと感じます。
早川:私の場合は、お相手のエネルギーなど見えないものを見るために、むしろオンラインで行うことがほとんどですね。カフェなどで行うと、店の雰囲気や周囲の人とお相手のエネルギーが混ざって見えづらくなってしまうので、静かで落ち着ける環境でセッションを受けてもらうようお願いしています。
Q. コーチングにおいては、人生経験が豊富であることはプラスに働く要素だと思います。皆さんが、「人生経験をもっと積んでからの方が良い」と思わずに、あえてコーチングを人生の軸に据えた理由やきっかけが知りたいです。
早川:私は、何か目指したいものがあったときに、自分が不完全な状態でも始める人が「自分の人生を生きる」を実践している人だと思うんですよね。完全に「人生経験が豊富」になれたと言えることは絶対にないじゃないですか。今の自分だから提供できるものや、出会えるクライアントさんもいると思うので、コーチングを始めました。
綱嶋:コーチとして活動する中で、「自分が人の人生に携わって、相手の気づきに繋がるんだろうか?」という不安はあります。でも、コーチとして生きるということは、そういった人間理解のプロフェッショナルになる旅路でもあると思っていて。コーチングを実践していく中で、自分が見ているものや環境から得られる量がすごく変わりました。おそらく、コーチングに携わった1年と携わっていない1年で、自分の人生は全然違ってるんじゃないかなと。いつ始めても、早すぎることも遅すぎることもないと思います。
Q. みなさんは今もご自身のパーソナルコーチをつけていますか?
岡田:僕は現在、3人のコーチについてもらっています。それぞれの強みやスタイルが違うので、いろいろなコーチングを受けながら自分の意識や内省の状態を整えたいなと思って3人にお願いしています。コーチングを受けることで、自分の恐れや不安、どんなことに充足を感じるかといった内面と向き合えたことが、自分自身が良質なセッションをするための礎になったと感じていますね。
綱嶋:僕は1人プロコーチの方についてもらっているのと、コーチングスクールの同期とかれこれ1年くらいペアでセッションを続けています。コーチ自身がパーソナルコーチをつけて自分の内省を行うことは、クライアントにもいい影響を与えると思います。コーチ自身がそういったことに投資するのは大事ですね。
Q. 早川さんに質問です。大学生のうちからコーチングを学んで、仕事として取り組んでみて感じたメリットやデメリット(ハードル)を教えてください。
早川:基本的にはメリットしかないなと感じているんですけれど。コーチングをすることで、自分が抱えている闇や癒えていない過去の傷には早い段階で向き合わなければいけないので、その点が人によってはハードルになるかなと思います。大学生のうちから始めるメリットは、就活にあたって人生について初めて本気で考える機会を迎える人が多いので、コーチングの練習に付き合ってくれる人は社会人よりも多いところです。あとは、岡田さんや綱嶋さんはコーチングをやっていないと絶対出会えていないですし、人として接してくれる人たちと繋がれたこともとても大きなメリットでした。

Q. 皆さんが目指されている、理想とされるコーチ像を伺いたいです!
早川:クライアントさんが無理なく統合できるように、どんな方向からでも支援ができるコーチになれたらいいなと思います。あとは、キラキラしていたいですね(笑)。
綱嶋:対人支援をする上で心掛けたいと思っているのは、人生を航海に例えると、船を進めていく中でちょっと立ち寄れる港のような存在になることです。いろいろな悩みを話せたり、次の旅はどこに向かうかをメンテナンスしたりできるような「いつもの場所」になりたいですね。
Q. 様々なコーチングスクールがある中で、なぜZaPASSを選びましたか?
早川:実は、岡田さんが私に最初にコーチングしてくれた人で。岡田さんが「ZaPASS良いですよ」と言っていたので選びました。
岡田:僕は、6年前にCTI Japanというところで学んで、2年前にZaPASSで学びました。CTI JapanとZaPASSは、根本にある哲学は似ているんですがアプローチは全然違うんですよね。コーチングを始めて4年くらい経ったころに、そろそろ学び直したいと思ったのでZaPASSを選びました。流派が違う分、学びが多かったです。
早川:スクールを選ぶときは、講師がどんな信念でやっているのかを可能な限り調べると良いと思います。ZaPASSはビジネスコーチングがメインなんですが、講師の小寺さんがカウンセリングにも造詣が深い方なので、コーチングに限らず、対人支援全般を学ぶことができます。
Q. SNS上では、「コーチングを必要とする顧客」に対して「コーチ」の割合が多い供給過多の状況という記事・情報を見たのですが、こちらについてはどう思われますでしょうか?
早川:今はコーチングの概念が広まりつつある段階で、その時期がもう少し続いてから、良質なものだけが残っていく経過をたどるんじゃないかと思います。
岡田:主観ですが、今コーチングの市場が伸びているのは、ZaPASSやTHE COACH、cotree、mentoといったコーチングプラットフォームが出てきたのは大きいかなと。僕が学び始めた6年前はまだ、そういったプラットフォームはなかったです。これらのブランディングによってコーチングに対するクリーンなイメージが広がり、一般的になってきたなと思います。
Q. コーチングの研修を受けて、相手と真剣に向き合うことに非常にエネルギーが必要だと感じました。皆さんのリフレッシュ方法を教えてもらえますか?
綱嶋:僕はサウナですかね。他にもジャーナリングをしたり瞑想をしたり、自分ひとりで落ち着ける時間を大事にしています。
岡田:あまり参考にならないかもしれないんですが、僕はコーチングをすればするほどエネルギーが湧くタイプで。人のやりたいことやありたい姿を聞いていると、めちゃくちゃ活力をもらえるんですよね。なので、リフレッシュはマンガを読むくらいかな。ただ、感性を養うのはすごく大事だなと考えていて。お茶が昔から好きで、週1回で茶道を習っているんですが、そこで感じる力が養われていると思います。
Q. 対ヒトのサービスとして、キャリアカウンセラーやカウンセラー、認知行動療法等があると思いますが、これらと比較した時のコーチングを提供する価値は何ですか?
岡田:コーチングも、カウンセリングのベースとなる心理学などが含まれているので、アプローチは近しいですね。違う点は、クライアントのスタンスかなと思います。目標達成したいときはコーチングを受けるケースが一般的には多いですし、精神的にダメージを受けているときは、カウセリング受けるケースが多いと思います。僕自身はあまり線引きはしていなくて、コーチとしてカウンセリング的なアプローチをすることもあるので、幅広く学んでいます。
早川:本当に広い領域を扱うので、私は、コーチングを提供しているという意識ではなくて。自分自身がどんな過去を生きてきたかなどで提供するものは変わってくるので、対人支援をしていると捉えています。コーチングとセラピーやキャリアカウンセリングは似ている部分もあると思います。
岡田:コーチングは医療行為ではないということは大前提にありますね。精神疾患を抱えているときにコーチングすると逆効果になることもあるので、クライアントさんの状態をしっかりと把握し、コーチング以外の支援が必要だと感じたときは然るべき機関にお繋ぎするのがコーチの仕事だと思います。
藤井:みなさん、ご質問、ご回答ありがとうございました!
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このイベントでは、さまざまな働き方でキャリアコーチとして活躍しているゲスト3名をお迎えし、コーチとしての働き方や求められるスキルセットをご紹介しました!
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