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「仕事と育児は両立できない」と、仮定してみる ~上手な仕事の手放し方~

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イノマタ ナオコ

フリーランス インタビュアー・ライター・ブックライター

私には3歳になったばかりの娘がいる(※)。
仕事はフリーランスのインタビューライターだ。

最近、友人たちと「仕事と育児、どうやって両立すればいいんだろうね?」という話題になることが多い。


ただ、こんな話を振ってくる私の友人たちはみな、仕事が好きな人ばかり。独身時代には、それこそ身を粉にして働いた経験がある女性たちだ。

だから「仕事と育児、どうやって両立すればいいの?」という質問の裏には、「育児をしながら、“これまでと同様に”仕事をするにはどうしたらいい?」という意図がある。


一方で、子どもの成長を見守ったり、一緒に遊んだり、おいしいごはんをつくったりする時間を大切にしたいという気持ちも、もちろんある。

自分の時間の大半を仕事に使っていた彼女たちが(私も含め)、今までと同じ仕事のスタイルで、育児という大変なエネルギーが求められることをやれるだろうか。私は、やっぱり以前と同じように、は難しいと思う。どんなに有効な時短テクを使っても、1日に与えられた時間が増えるわけではないのだから。


私からみれば、もう充分に仕事と育児を両立している彼女たち。

「もっと上手に両立する方法があるはず」と探すより、「そもそも仕事と育児の両立なんてムリ!じゃあ、どうしよう?」と考えるほうが、健全なアイデアがでてくる気がするのだ。


思い切って、やりたい仕事を手放していく

そして私がこの3年やってきたことは、
思い切ってやりたい仕事を手放していく、ということだった。
自分の時間の8割を仕事に使っていたのなら、例えばそれを4割、5割にしていく。

「まぁ、それはそうよね。それが時短勤務よね」と言われてしまえばそれまでだが、仕事好きな人が、仕事を手放すというのは、案外難しい。時短で働きながらも、もっと出来ないだろうかと考えてしまったり、おもしろそうな仕事が舞い込んでくると、ついつい無理をしてしまうものだ。


仕事を手放すときのコツは、
「大丈夫。私に本当に必要な仕事なら、いつかまたチャンスはめぐってくるさ」と信じて、念をおくりながらキャパオーバーの仕事を断ること

そして「また、チャンスがめぐってきたときに、そのチャンスをきちんと掴めるように、今できることを(今わたしの手元にある仕事を)一生懸命やろう」と腹を決めることだ。


期待に応えたいからこそ、過信しない

これまでにも、私には意図的に仕事を手放した時期が2度ある。


1度目は、フリーランスになったばかりのとき。

会社員時代は「仕事を断らない」ことが良しとされる職場だった。
何となく「断ったら、もう声をかけてもらえないのでは?」という考えが心の奥底にあった。

だからフリーランスになったとき、仕事をどんどん受けた。
声をかけてもらえることが単純に嬉しくて。こんな私でも役に立てるのならと、受けてしまった側面もある。


毎日睡眠時間を削って仕事をするなかで、ふと気づいた。

「あ、私このままいったら、絶対仕事のクオリティが落ちる」
「このままだと、本当の意味で、クライアントの役には立てない」


そこから勇気をだして、丁重にお断りするようにした。
いつも心には「やりたかった」気持ちがあった。
でも、ギリギリで突き進むことの危うさも、知っていた。

結果、仕事は想像以上に途切れなかった。
受けた仕事を私なりに一生懸命やっていれば、スケジュールが合わずに断っても、また声をかけてもらえることが分かった。
そこで途絶えてしまう縁なら仕方ないと思えるようにもなった。


よりベターなタイミングを信じて、待つ

意図的に自分のキャパシティを変えた2度目は、妊娠が発覚したとき。


実は、おなかに赤ちゃんがいると分かる前、私は新しい仕事にチャレンジしようとしていた。でも、妊娠が発覚し、さまざまな事情からそのハードな仕事を受けることはできないと判断して、泣く泣く手放した。


しばらくは、少し心がざわついて、「やっぱり無理してでもやれば良かったかなぁ」なんて、ネチネチいつまでも考えていた気がする。


ただ、そのときに自分に言い聞かせたのが先ほどの言葉。「本当に必要な仕事なら、いつかまたチャンスはめぐってくるさ」。そして「出産だって、私にとって人生ではじめての大きなチャレンジなのだから、まずはここに集中しよう」と。


結果、2014年に手放した仕事は、2018年に別のカタチをしてやってきた。

そして心底、「このタイミングでよかった」と思った。
2014年に無理してチャレンジしていたら、私はそのチャンスを活かしきれなかった、と断言できる。


手放さざるを得なかったというのは、今はそのタイミングではなかったということ。そして手放したぶんだけ、新しい何かが舞い込んできてくれるものだ。


"仕事と育児の両立”で悩んでいるあなたへ

仕事をうまく手放すには、
現状のキャパシティはもちろん、「本当にやりたい仕事か」「いまがそのタイミングなのか」を見極める必要がある。もちろん、その一つひとつの決断が良かったのか、悪かったのかなんて分からない。

けれど、感覚を研ぎ澄ませ、自分なりにきちんと考えた結果なら、そう悪いことにはならない気がしている。

"仕事と育児の両立”で悩んでいる、やはりどこかで無理をしている仕事好きなあなたには、「仕事を手放してみることも案外わるくはないよ」と伝えたい(結論まで長い!笑)。子どもとじぶんの成長とともに、バランスを変えながら、少しずつ増やしたり、また減らしたりすればいいのだから。

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長々と読んでくださり、ありがとうございます。次回は、「じゃあ、仕事を手放したあと、どうやって仕事の充実感を高めていく?」をテーマに書きます。

#コラム #仕事と育児の両立 #時短勤務 #育休 #フリーランス #キャパオーバー #仕事の手放し方 #ライター

※この記事はnoteからの転載です。娘の年齢などはnoteを書いた2019年当時のものです。


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イノマタ ナオコ

フリーランス インタビュアー・ライター・ブックライター

■インタビューライター/ブックライター(ライター歴18年) →ビジネスパーソンを読者層とする雑誌やWEBで巻頭特集記事やインタビュー記事のライティングを手がけています。得意分野はビジネス、採用...

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