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質問の内容だけでなく、その質問をした「意図」まで意識することの大切さ。

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稲住 大輔

大手通信系グループIT企業 人事総務部

就職活動の会社説明会や採用面接の中で、必ずと言っていいほど設けられている質問の時間。

まだ、社会人として働いた経験の無い学生が、就職先を選ぶうえで必要な情報や、理解したいことや疑問などを、質問という形で確認出来る機会である。

会話のやり取りの中で行われる場合もあれば、最後の時間に「それでは、何か質問はありますか?」と聞かれることも。

新卒の会社説明会や面接で、よくされる質問の例を挙げてみる。

「御社では、どんなスキルや知識が身に付きますか?」
「御社では、どんな研修やサポートがありますか?」
「御社では、どんな制度やカルチャーがありますか?」
「御社では、どんな社員が活躍してますか?」


学生から投げかけられた「質問」に対して、面接官は答えていくのだが、その過程について、今一度立ち止まって考えてみたい。

学生から投げかけられた「質問」には、もちろんその「意図」があるはずだ。

例えば、「御社では、どんなスキルや知識が身に付きますか?」という質問の背景には、その学生さんの考える希望や意向があって、それが実現出来る環境かどうかを確認する、などの目的がある。

・社会人として交渉力とロジカルに考えられるスキル、そしてIT商材とそのマーケットの知識を身に付けたいと思っているけど、それはこの会社で得ることは出来るのかな?
・そもそも、この会社で働くことで、スキルや知識は得られるのかな?また、得やすい環境なのかな?

上記のような学生の、「意図」があって投げかけられた「質問」に対して、果たして面接官は、正しく意図を汲み取ってあげて、答えられているだろうか。

また、質問をする学生は、なぜその質問を投げかけるのか、なぜそのことが知りたいかの理由を補足せずに、自分の欲していることが不足なく満たされているだろうか。


質問を受けた面接官は、「今の質問をこういう風に捉えて、回答します」と、回答をする上での前提や解釈を述べたうえで答えてあげることや、質問をする学生は、「こういう希望や考えがあって、質問します」と先に意図を述べて質問をするなど、両者に出来ることはある。

どっちがどうすべきだ、と言いたい訳ではない。

互いを知れるせっかくの機会だ。

バッター(面接官)は、投げられた質問をただ単に打ち返すのではなく、どんなボールが投げられたのか、選球眼を持って質問の受け答えをする姿勢でありたい。

またピッチャー(学生)も、「今からスライダーを投げますね」とバッターに球種を宣言し、コース目がけて打ちやすいように投げる姿勢でありたい。

このやり取りで、特大ホームランが出れば、お互い満足であろう。


質問をする側もされる側も、その質問の「意図」まで意識を広げることが出来ると、双方にとって価値のあるコミュニケーションになることは間違いない。

質問のその先を意識した、投げ合い打ち合いを繰り広げよう!


補足:採用面接時における面接官から学生への質問の場合は、質問の意図も理解出来るかどうかも見ているので、丁寧に「質問の意図」を伝えることは多くないです。逆に、学生さんからも、その意味合いで質問を投げかけているということもやり方のひとつかも知れません。
個人的には、学生さんからの質問の場合は、自分が欲している情報を集めることが大目的なので、面接官の力量を計るような質問の投げ方は、あまり効果的では無いかなと思います。


*INAZUMAN*



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稲住 大輔

大手通信系グループIT企業 人事総務部

国立大学卒業後、損害保険会社に入社。在籍した10 年間で営業、業務企画、東京支店等を幅広く経験。 その後、国家資格キャリアコンサルタントの資格取得をきっかけに、人事担当として楽天グループのFi...

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