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公務員から民間企業への転職。経験者が語る失敗と教訓。

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みちこ

アウトソーシング企業 プロジェクトマネージャー

私のファーストキャリアは地方公務員。地元の市役所で働いていた。

みなさんも用があって役所にいったとき(よくあるのは住民票を取るとか)、窓口で応対したりカウンターのなかでパソコンに向かって事務仕事をしたりしている人を見かけたことがあると思う。私もそんな感じの仕事をしていた。

地元の市政に貢献したいと思い、数年かけて公務員試験の勉強をし、倍率約20倍の試験をなんとか突破して入庁した市役所。

仕事は楽しくやりがいもあったのだが、結婚を機に県外に引っ越すことになりあっさりと退職。在籍期間は2年間だった。

働くことは好きだったので、結婚後も仕事はしようと公務員退職後に転職活動を始めた。

だが、これが全然上手くいかない。

公務員試験のときもまぁまぁの苦労や挫折を味わったのだが、その辛さが再来して結構心を病んだ。

今回はそのときの話を踏まえ、公務員から民間に転職するときに心にとめておいたらちょっと役立つかも?な話をしたい。
実際に公務員からの転職を考えている人、公務員の転職を支援する立場の人など、いろんな方に読んでいただければいいなと思っている。

就活をしたことがない=民間企業の選考のイメージがつかない

私は新卒で就職するときに志望先を公務員一本に絞っており、民間企業への就職活動をまったく行わなかった。
同じく公務員試験を受ける友人のなかには公務員試験に落ちた時の保険先として民間企業の選考を受ける人もいたし、どちらも受けて内定をもらってから進路を決めようという人もいた。

私はそんな器用なことはできないと思った、というか民間企業の選考で自分が勝ち抜いていける自信が全然なかったので、公務員試験だけに的を絞り就活をしていた。

そのため、いざ公務員を辞めて転職しようとなったとき、民間企業へのエントリーの仕方や履歴書・職務経歴書の書き方、面接の雰囲気などがまったくわからないし、そもそもどんな流れで選考が進んでいくのかがよくわかっておらず。

それでも下調べをしっかりすればよかったのだが、転職サイトの説明ページをさらっと見たくらいで済ませてしまっていたため、いざ転職活動がはじまると選考の流れに全然ついていけないという事態が発生してしまった。

企業の多さ・流動的なスケジュール・スピードの速さについていけない

公務員試験の流れをご存じない方もいるかと思うので説明しておく。
一口に「公務員試験」と言っても県庁や市役所、裁判所や大学などいくつかの職種にわかれているため、自分が希望する職種に応募して試験を受ける。試験は基本的に職種ごとに年1回ずつ行われ、試験日程も事前に決まっているが、試験日程さえ被らなければ複数職種を受験できる仕組みとなっている。

職種は違ってもだいたいどれもまずは筆記試験、それに受かれば次は面接やグループディスカッションなどに進んでいくのが一般的で、とにかく筆記試験に受からないと面接には進めない。そのためまずは筆記試験の勉強に集中、それに受かれば面接に向けて履歴書を書いたり志望動機を固めて面接練習をしたり…と、一つずつ順番にこなしていくことができる。

職種によって細かい内容は異なるものの、勉強する内容はほぼ同じなため公務員試験対策をひととおりしておけば、ある程度つぶしはきく仕組みである。

一方で民間企業はまず、どんな業種、どんな企業があるのかというところから自分で調べていかないといけない。自分の経歴や希望で応募できる企業はどこなのか、全然検討がつかないとこからのスタート。

とりあえずエージェントが紹介してくれた求人に片っ端から応募し、その後は企業ごとに流動的なスケジュールで選考が進んでいく。
急に「明日面接に来てください」と言われることもある。

当時は転職エージェントを利用していたのである程度はエージェントがスケジュールを調整してくれていたが、それでも対応するのに四苦八苦してしまっていた。

何社も受けないといけないことに心が折れる

公務員試験は日程が被らなければいくつでも受験できると言ったが、そうは言っても実際に受けるのは3~4つほど。多くても5つくらいで、そこに向かって一点集中するやり方が主流となっている。

不合格ならまた来年ということになるのだが、終わりが決まっているのである意味あきらめがつくと個人的には感じている。

だが、民間企業への応募はそうはいかない。

1つダメだったらまた次を受けて、その間に他の企業研究や志望動機の練り直し、ある日は1日のうちに面接を数件はしごして…

自分が納得できる就職先に内定が決まるまで、何社も何社も受け続けないといけないのが民間企業への就職活動。誰かが終わりを決めてくれるわけではない。

何社も何社も受けても結果が出ず、焦りだけが生まれ、最後の方は「早くこの状況から抜け出したい」という思いだけになってしまってとても辛かったことを覚えている。

面接官の評価。不採用の理由

初めての転職活動、公務員から民間企業へということでしばらく不採用となる日々が続いていた。
不採用理由がエージェントから送られてくるので目を通すのだが、それを見るたびに気持ちが落ちていくのを感じていた。

・定例業務がメインの職場に慣れている
・フローがしっかりした環境に慣れている
・対外的なメール対応経験がない
・新しいサービスを企画するには不向き
・民間企業での経験がない

複数社受けたが、だいたいどこからも似たような評価をもらっていた。

最後の理由なんて「じゃあ私は一生民間企業では働けないんでしょうか…?」と言いたくなったが、要は「公務員=与えられた仕事を決まったルールで行うだけ」ということが企業側としては懸念しているところのようだった。

やはり企業が求めているのは、企画力や対外交渉力、社内コミュニケーション能力のある人間。

市役所で2年間働いただけという私では、このような能力が備わっていないとみなされて不採用になってしまったようだった。

もちろん経歴だけでなく面接でのやりとりも踏まえてそのように判断されたのだということは重々承知している。ただ当時は、公務員として誇りをもって仕事をしてきたのに外に出たらこんな評価しかされない自分が悔しくて悲しくて、私の2年間は何だったんだろうと思ったことを覚えている。

私に欠けていたもの。公務員からの転職で心掛けることは?

では当時の私はなぜ不採用ばかりだったのか。経歴だけが問題だったのか。
答えは否だと思っている。

当時の私に欠けていたものは、民間企業(志望先企業)で求められている能力がどのようなものかということを理解していなかったこと、自分に対するフィードバックを正面から受け止めようとしなかったこと。

それが失敗の要因だと思っている。

どうしても公務員時代の自分の実績(たいしたことないんだけど…)に変なプライドを持ってしまって、マイナス評価を受け入れることができなかったのだ。

本来であれば「公務員?安定志向で決まったルーティンワークしかできないんでしょ?」という面接官の先入観を覆せるような、

・自分はこの企業でこのように貢献できる
・この部分は弱点だけど、このように克服していこうと思っている

というような明確なビジョンを伝えるべきだったと、当時を振り返って感じている。

まとめ

この話は完全に私の考えの甘さからくる失敗談なのだが、正直公務員が民間企業へ転職する場合、多かれ少なかれ同じようなことが起こるのではないかと考えている。

実際、いまでも公務員=9~17時で帰れる楽な仕事、と考えている人は少なくない。

そうした公務員への先入観を払拭し、転職を成功させるために必要なこと。

・民間企業への応募~内定の流れを事前に把握
・内定が決まるまでは何社も受け続ける覚悟を決める
・企業が求める人材を研究する
・世間の公務員に対するイメージを払拭できるような、自分のアピールポイントを考えておく

このあたりが大事になってくると思っていて、特に最後の「世間の公務員に対するイメージを払拭できるような、自分のアピールポイントを考えておく」というのが肝になるのではないかと感じている。

公務員として働いてきた日々は絶対に無駄ではなく、次の仕事に生かせるものが必ずあるはず。それが何なのか、まずは自分の中で整理するところから始めてみるのがいいのかな、と思ってみたりしています。

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みちこ

アウトソーシング企業 プロジェクトマネージャー

ファーストキャリアは公務員で、結婚を機に民間へキャリアチェンジ。 現在はアウトソーサーとして市役所の窓口・事務業務を受託する企業でプロジェクトマネージャーをしています。 新規プロジェクト立ち...

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